中世哲学

中世哲学の特徴、注解、課題などを簡単に説明しています。

中世哲学の議題 - 神学

中世哲学は神学的であるという特徴がある。この時代に議論され発展させられた主題は以下:
・神の持つ性質の一致性の問題:物の持つ性質はどのようにして伝統的に超越論的な存在、例えば全能、全知、無限の善、時間を超えた存在に帰されるのか、そしてどのようにたがいに論理的に矛盾しないのか?
・悪の問題:古典時代の哲学者も悪の本性について思索したが、全知全能の神がどうして悪が存在するようなものの体系を創造しえたのかという問題は中世に初めて発生した。
・自由意思の問題:同様の問題として、「神の予見」―何が未来に起こるか神が知っていること―はどのようにして人間には自由意思があるという信念と一致するのかを説明することがある。

 

参照:Wikipedia中世哲学